手術を受ける場合のピルの使い方

ピル服用中に手術を受ける場合、大きな手術なら4週間前から服用を中止し、術後は2週間してから服用を開始します。これは、ピルは血を凝固させやすいので、安静にする期間が長い場合には、血栓症のリスクが上がるためです。
血栓症は血のかたまりが血液の流れを妨げて、細胞が壊死したり、炎症が起こるものです。心筋梗塞や脳梗塞など、命に関わることもある病気です。
手術の程度によっては、必ずしも服用を中止する必要はありませんが、血液検査などの結果、場合によっては制限される可能性がありますので、使い方は医師に相談してください。また、手術内容によっては、術後すぐに飲食できないケースもあり、その場合にはピルの服用再開が遅れます。ピルを処方してもらった婦人科でも、手術のことを伝えて、使い方の指導を受けると安心です。
ピルを服用していても、麻酔には影響はありませんが、処方される薬によっては、テトラサイクリン系抗生物質やペニシリン系抗生物質のように、ピルの吸収を妨げて、不正出血が起こったり、避妊効果が低下することもあります。また、逆に、薬の作用を強くしたり、弱くすることがあるため、手術を受ける場合や薬を処方してもらう前に、ピルを使用していることを医師に伝えてください。
入院中も継続する場合には、通常の使い方と同様、毎日1錠ずつ同じ時間に服用します。相互作用のない薬であれば、病院で処方される薬と一緒に飲んでも問題ありません。
ダイエット関連のサプリメントや健康食品によく含まれているセント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)は、ピルの吸収を妨げて、避妊効果が下がり、不正出血が起こる可能性がありますので、注意してください。